日本脳炎の予防接種による副作用とは?

日本脳炎の予防接種による副作用とは?

日本脳炎を発症すると2割~4割の確率で死に至ると言われています。

そんなに危険な病気にもかかわらず以前までは日本脳炎の予防接種は副作用として重い病気になる可能性があったため積極的な接種は控えられていました。

では、現在はどうなのでしょうか?

今回は日本脳炎の予防接種による副作用について紹介します。

日本脳炎とは

日本脳炎の発症まで

日本脳炎とは、コガタアカイエカという蚊が日本脳炎ウイルスを持った豚を刺してウイルスを持ったまま人を刺すことで人に感染します。

驚くことに日本のほとんどの豚はこの日本脳炎ウイルスに感染しています。

特に九州・中国・四国地方の豚に感染する日本脳炎ウイルスは抗体を持っている割合が高く特に危険です。

 

ただし、人から人への感染はありません。

日本脳炎の人を刺した蚊に刺されても、蚊を媒介して感染することはありません。

実はほとんどの人は感染してもすぐに体内で抗体を作ることができるため症状が出ることもなく自然治癒します。

しかし、免疫力のない赤ちゃんは抗体を作ることができずに症状が出てしまいます。

 

1970年頃までは年間1000人以上の日本脳炎患者が発生していました。

ワクチンの普及や蚊に刺される機会が減少した事、人が多く住んでいる場所から豚を遠ざけた事によって減少し、最近は年間感染者は10人以下になっています。

 

2010年までのワクチンには脊髄と脳の病気が起こる副作用があったため予防接種を受ける割合が減少した事により、「今後再び感染者が増加するのではないか」と言われています。

外国では現在でも日本脳炎が流行することがあります。

外国の人が大勢日本にやって来ている状況ですからしっかりと予防接種を受けることが重要です。

日本脳炎の症状

ウイルスが感染にしてから1、2週刊の間に以下のような症状が出ます。

  1. 頭痛、嘔吐、吐き気
  2. 38度以上の発熱や寒気が数日続く
  3. 食欲不振
  4. 腹痛、下痢
  5. めまい
  6. 光が非常に眩しく感じる
  7. 意識がなくなる
  8. 勝手に手足が動く
  9. 表情がなくなる
  10. 筋肉が硬くなる
  11. 眼の動きが震える
  12. 手足が動かない
  13. けいれんする
  14. 呼吸が難しくなる
  15. 手足が震える

治療方法がなく一度脳炎になってしまうとかなりの確率で重度の後遺症が残ってしまうためワクチンで予防することが大事です。

日本脳炎の予防接種と副作用

予防接種の時期

日本脳炎の予防接種は生後6ヶ月から7歳6ヶ月の間に受けることができます。

ただし、これまで3歳未満では日本脳炎の発生が少なかったために3~4歳の間に受ける場合が多いとされています。

3歳未満で発症することがないわけではありませんが、ほかの予防接種を優先して3歳になってから接種しようと考える方が多いようです。

早くに受けたから副作用が大きいということもないのでできるだけ受けるようにするといいですね。

予防接種の回数と間隔

1期に3回と2期に1回の合計4回受ける必要があります。

1期の初めの2回を「初回」といい、1回目を受けると1~4週間あけてから2回目を受けます。

1期の最後である3回目を「追加」といい、2回目の1年後に受けます。

2期は9~12歳の間に1回受けます。

これで日本脳炎の予防接種は完了です。

日本脳炎ワクチンと別のワクチンを接種するまでに6日以上の期間をあける必要があるので注意してくださいね。

副作用

上にも書かせていただきましたが2010年までのワクチンには急性散在性脳脊髄炎という脊髄と脳の病気が起こる副作用がありました。

そのため、当時はワクチンの定期接種が行われず希望者しか予防接種をしていませんでした。

しかし、2010年に安全性の高い新しいワクチンが開発されたことにより定期接種として受けられるようになっているので安心してくださいね。

予防接種後は赤ちゃんによっては発熱、せき、鼻水、注射した部分が赤くなるといった副作用があるので接種後30分ほどは病院にいることをおすすめします。